キャンピングカー買い換えはキャブコンがいいの?それともバンコン?
キャンピングカーの人気は?
キャブコンとバンコンの製造台数は拮抗しています。
日本RV協会員のキャンピングカー製造メーカーが2019年に生産したキャンピングカーの出荷台数の調査
集計結果は
キャブコン1,819台
バンコン2,069台
バスコン85台
わずかにキャブコンの製造台数が多いのですが、拮抗しています。
あらためてキャブコンとバンコンの良さ?違いを確認してみましょう。
バンコンからキャブコンへと買い替え
キャブコンからバンコンへの買い替え等、
考えられている方の目安になれば幸いです。
キャブコンとバンコンの違い(メリット&デメリット)
キャンピングカーとは、「ビルダー」(架装メーカー)が架装部分の制作、ディーラー(TOYOTAなど)がベース車両を作っている車両のことです。
さまざまなジャンル(サイズや形状)がありますが、代表的な車種『キャブコン』と『バンコン』について、その違いとそれぞれの車両のメリットとデメリットについてお話をしていきます。
キャブコンのメリットとデメリットは?
キャブコンのキャブはトラックのことです。
キャブコンとはFRP製のシェルターをキャブの荷台に乗せて制作されたクルマです。
〈主なベース車両〉
・カムロード(TOYOTA)
・ライトエーストラック(TOYOTA)
・ボンゴトラック(MAZDA)
・バネットトラック(日産)
【メリット】
- 天井が高い車種が多い
- 「まさにキャンピングカー」という外観
【デメリット】
- 燃費と走行性が悪い
- シェルターの性能が価格で異なる
- 価格が高額である
キャブコンはシェルターの制作をゼロから行うので、設計の自由度が高く、天井が高くできます。
ですので空間を広くすることができます。
それこそ自宅に匹敵するような生活空間を作り出すことも可能です。
水回り、サブバッテリー、発電機、大型のタイプではシャワー兼トイレルームを備えているクルマもあります。
しかし、価格の低いキャブコンでは薄い一枚の板製の外装であることがあります。
密閉性を高くする(静寂性の確保)と価格が上がります。
天井が高くなるのはクルマの重心が高くなります。
強風や悪路で車体が揺れ、キャンピングカーの横転事故のほとんどがキャブコンです。
車重も重いので上り坂での走りがストレスになるかもしれません。
キャブコンは長距離移動を無補給で行えるという大陸移動に特化して開発されたものです。
その結果、走行性や燃費については重視していません。
バンコンのメリットとデメリットは?
バンコンはバンコンバージョンの略称です。
ベース車両の外装はほとんど加工せず、車内を架装して制作されたクルマです。
〈主なベース車両〉
・ハイエース(TOYOTA)
・アルファード(TOYOTA)
・ヴェルファイア(TOYOTA)
・キャラバン(日産)
【メリット】
- 燃費が良くて、走行性能も高い
- シェルターが高性能である
- 価格が(キャブコンよりも)リーズナブル
【デメリット】
- 居住性がある程度犠牲になっている
- ベース車両と同じ外観である
バンコンは走行性能が全般にわたって良く、燃費は良好、運転感覚はベース車両とほぼ変わりません。
シェルターは車体(ボディ)を利用するので快適性を確保しています。
そのため、コストがあまりかからずリーズナブルになっているのです。
悪天候のときには車内で人が移動できるので重宝することでしょう。
また、ドアロックはクルマのキーひとつで全てできます。
居住性においては、たとえば就寝時にリビング部分をベッドにする必要もあるでしょう。
装備の面では、キャブコンよりも軽装備に感じるかもしれません。
トイレはポータブル、ポリタンクで水を管理してシンクで使用します。
キャブコンとバンコンの違い(メリット&デメリット)まとめ
キャブコンとバンコンのメリット及びデメリットを比較してみました。
それぞれ一長一短がありますが、非日常でキャンピングカーとして目立ちたい、居住性を優先して長期旅行にも対応できるキャブコン。
走行性を優先される方、日常生活にも利用したい方はバンコンとなりそうです。
最終的にはオーナーの選択によって、ニーズを満たすのがキャンピングカーです。
オートサイトで買い換える方は・・・
今、利用されているキャンピングカーを狭く感じるようになって大きくしたい方が多いです。
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