近年アウトドアやキャンプブームが到来していることもあり、キャンピングカーを所有したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
キャンピングカーは、国産メーカーから海外ビルダーのものまでさまざまなモデルがあります。国産のキャンピングカーのなかでは、ハイエースナローをベースとしたものは根強い人気があります。
本記事では、ハイエースナローのキャンピングカーの魅力やメリットについて紹介し、高額で売却するためのポイントについても解説します。
ハイエースナローのキャンピングカーの魅力とは?
ハイエースは、トヨタが販売している商用バンです。こうした商用バンやミニバンをベース車両としたキャンピングカーは「バンコン」と呼ばれ、国内の新車キャンピングカー市場の約47%を占めています。
なかでも、ハイエースのナローボディ(標準ボディ)をベースとしたバンコンは、街乗りでも扱いやすいサイズ感や外観に定評があります。ここでは、ハイエースナローのキャンピングカーの魅力を紹介します。
狭い道でもスムーズに運転できる
ハイエースナローをベースとしたキャンピングカーは、キッチンやベッドスペースなどアウトドアに必要な設備を備えながらも、車体はそれほど大きくありません。キャンピングカーとして見ると比較的車体幅が小さく、運転しやすい点が特徴です。
また、ハイエースのなかでも最も小型なのがこのナローボディです。たとえば、同シリーズのワイドモデルでは約1.9mありますが、ハイエースナローの車体幅は約1.7mと小さめに作られていることが分かります。
日本国内の狭い道や街中でもストレスなく運転できるため、キャンピングカーを初めて購入する方や、大型車の運転に慣れていない方にもおすすめです。大きな車の運転に不安を感じる方には、ハイエースナローをベース車体としたキャンピングカーがぴったりでしょう。
狭いスペースでも駐車が簡単
キャンピングカーでアウトドアや旅行に出かける際、注意したいのが駐車場の問題です。大きすぎるキャンピングカーだと駐車できるスペースが限られてしまい、車を停めたくてもなかなか駐車場が見つからないといったことも珍しくありません。
しかし、ハイエースナローをベースとしたキャンピングカーであれば、車体サイズはあくまでも標準的なハイエースのままなので、駐車場所が確保しやすい点がメリットです。車体幅が小さめに作られているので、大型車両用の駐車場を探す必要もありません。
一般的な月極駐車場なども問題なく駐車できるため、都市部にお住まいの方でも使いやすいでしょう。
街中でも使いやすいデザイン
設備がしっかりしていて車内空間も広々としたキャンピングカーは、その分車体が大きくなり、いかにも「キャンピングカー」といった見た目になります。そのため、普段使いには向いていないという人もいるでしょう。
しかし、ハイエースナローなどのバンをベース車両としたバンコンであれば、いかにもといった見た目にならず、普段使いもしやすいでしょう。街中を走っていても注目を浴びすぎることがないため、アウトドアや旅行だけでなく日常での移動にも活用したい方におすすめです。
多様なニーズに応えるモデル展開
さまざまなビルダーがハイエースナローをベース車両としてキャンピングカーを製造しているので、ライフスタイルやニーズに合わせて設備やオプションを選ぶことが可能です。
たとえば「車中泊の際に快適に過ごせるよう、車内設備に特化している」というタイプもあれば「設備は最低限で、アウトドアやレジャー用に荷物をたくさん積める」といったタイプもあります。
自分や家族のニーズに合わせて多彩なモデルから選べる点は、ハイエースナローのキャンピングカーの大きなメリットです。
ハイエースナローで快適なキャンプライフを実現するおすすめモデル
ハイエースナローのキャンピングカーのなかでも、とくにおすすめモデルを6つ紹介します。快適なアウトドア、キャンプライフを実現したい方は、ぜひチェックしてみてください。
バカンチェス・プラムL
バカンチェス・プラムLは、リンエイプロダクトが製造しているバカンチェスシリーズのひとつです。ハイルーフ・標準ルーフどちらにも対応しています。
プラムLの大きな特徴としては、2000W正弦波インバーター、ソーラーシステム、100V省エネ型電子レンジ、DVD内蔵の大型リアプロジェクションテレビなど、あると便利な機能が多数標準装備されている点です。
リビングスペースは座席がコの字型になっている点が特徴で、最大6名まで座れるのでファミリーにおすすめです。オプションとして段違いベッドマットをつけられるため、最大4名まで就寝することもできます。
トイズボックス470
トイズボックス470は「ミニバンのように扱えるおもちゃ箱」をテーマにした、トイファクトリー製造のキャンピングカーです。ハイルーフとロールーフの2種類があります。
トイズボックス470の大きな特徴は、トイファクトリー独自のトリプル断熱施工が標準装備として施工されていることと、ハイルーフタイプであればスリム型クールコンプシステムがオプションで付けられることです。これにより、夏は涼しく・冬は暖かく、通年快適にドライブやキャンプを楽しめるでしょう。
そのほかにも、カウンターキャビネットやステンレスシンクなどの標準装備も充実しています。ベッド下のラゲッジスペースはクラス最大レベルの大容量収納が可能で、キャンプ用品やスポーツ用品などもしっかり積み込めます。
ナロー銀河
OMC の代表的人気モデルである「銀河」をナロー・ハイルーフ仕様にしたものが、こちらのナロー銀河です。もともとはハイエースワイド向けのレイアウトですが、車体のスリムさから取り回しのよいナローボディへ見事に落とし込まれています。
特筆すべきは、2人旅に使いやすい設備や機能が満載なところでしょう。標準装備にはシンクや電子レンジだけでなく、40リットル冷蔵庫やポータブルトイレまで含まれており、2人旅を非常に快適なものにしてくれます。
対面で2人掛けできるダイネットや常設の2段ベッドも特徴で、就寝時にベッドを展開することなくすぐに寝られます。また、オプションとして家庭用クーラーをつけられるので、真夏の夜でも一晩中稼働できます。
AURORA EXCLUSIVE
AURORA EXCLUSIVEはケイワークスが製造するキャンピングカーで、こちらのシリーズからは定員5人の5STAR(ファイブスター)、そしてフラッグシップモデルとなる定員7人のARTISAN(アーチザン)の2種がラインナップされています。
いずれのモデルも、エアコンや電子レンジ、ソーラーパネルなどを標準装備している点が特徴です。また、オプションでポップアップルーフをプラスすることもできます。
内装は高級感があり、キャビネットやテーブルなどの家具は三河の家具職人が手作りしているところもポイントです。家具の天板には無垢材を使用し、照明はヨーロピアンの雰囲気纏う調光機能付きオリジナルLEDを使うなど、随所にこだわりを感じられます。
Rugged VAN Type 1
同じくケイワークス製造のRugged VAN Type 1は、AURORA EXCLUSIVEとは打って変わって「無骨な格好良さ」を追い求めたキャンピングカーです。さまざまな場面で活用できるよう、余白と発展性の2つをキーワードにレイアウトされています。
定員は7名です。内装家具はAURORAシリーズ同様、三河の家具職人の手作りとなっていますが、ダウンライトはRugged VAN専用に新しく開発するなど内装へのこだわりを感じます。
また、車体後部にラゲッジボードが標準装備されている点が特徴です。ラゲッジボードは高さを3段階で調整できるので、自転車やサーフボードなど大きな荷物を載せて出かけたい方にぴったりです。
CK-Wilder
CK-Wilderはグランキャンパー鹿児島が製造するキャンピングカーで、車載用クーラー「クールスター」とリチウムバッテリー200Ahが標準搭載されています。乗車定員は6人となっており、収納力抜群のTYPE1と、ベッドの広さが特徴のTYPE2から選べます。
TYPE2は、ベッドを展開すると幅が1.3mになるため、大人でもゆったりと就寝できる空間になります。用途に合わせてタイプを選べるのが、大きなメリットといえるでしょう。内装はナチュラルカラーのウッドベースで、温かみのある空間となっています。
ハイエースナローのキャンピングカーを高く売るためのコツ
ハイエースナローをベース車体としたキャンピングカーは人気のため、リセールバリューも高いといえるでしょう。しかし、少しでも高く売却するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
状態を良好に保つ
内装や外装の状態は、査定の際の第一印象に大きな影響を与えます。外装に傷やへこみがあったり、内装に目立つ汚れがあったりすると、査定額が大きく下がってしまう可能性もあるでしょう。
外装をきれいに保つためには、定期的な洗車が必須です。とくに屋根部分は洗車が行き届いていない場合も多いため、注意が必要な場所です。また、内装をきれいに保つためには、こまめに掃除をする、シートカバーを使うなどの手段があります。
整備を行う
キャンピングカーに限ったことではありませんが、いつでも安全に走行できる状態にしておくためにも、定期的なメンテナンスや整備は欠かせません。
普段からよく乗っていて整備が行き届いていれば問題ありませんが、長らく走っていない状態で売却すると、買い取り店でメンテナンスや整備をする必要が出てきます。その費用分が査定額から引かれて、買い取り価格が下がってしまうこともあります。
一方、きちんとメンテナンスされて問題なく走れる状態であれば、買い取り価格も高額になるでしょう。
不要な荷物を取り除く
キャンピングカーを査定に出す際は、不要な荷物や装飾品などは取り除いて、なるべく購入時に近い状態にしておくことが望ましいです。
不要品が積まれていると、内装の点検や確認の際に邪魔になってしまいます。荷物をあらかじめ下ろした状態で、きれいに清掃してから査定に出すと、印象もさらによくなります。
点検整備記録簿の準備
点検整備記録簿とは、車両の点検やメンテナンスを行った際、概要や結果を記録しておくための小冊子です。整備を行った年月日や部品を交換したタイミングなど、車両に関する詳しい情報がまとめられています。
点検整備記録簿を提出することで、きちんと整備やメンテナンスを行っていることの証明にもなります。提出できない場合に比べて、査定額が高くなる傾向があります。
モデル名とオプションの確認
キャンピングカーを査定に出す際は、モデルや型番を正確に伝えることが大切です。モデルや型番によって設備や特徴が異なるため、情報の詳細を伝えることで、より正確な査定額がわかります。
また、オプションをつけている場合は、標準仕様よりも設備が充実していることを理由に査定額が上がる可能性があります。とくに、エアコンやソーラーパネルなどは人気の高いオプションなので、もし搭載されている場合は、査定時に積極的にアピールしていきましょう。
キャンピングカータイプの特性を理解する
所有しているキャンピングカーにはどんな特徴があるのか、どんな人向けなのかをしっかり理解しておくことで、査定時に適切なアピールができます。
たとえば、段違いのベッドマットをオプションとしてつけていれば、就寝可能人数が多くなるためファミリーに最適です。逆に、設備は最低限で収納に特化していれば、アウトドアやレジャーに必要な荷物をたくさん積める点がアピールポイントとなるでしょう。
オプションや設備の特徴を今一度洗い出して、どんな特徴を持ったキャンピングカーなのかを明確にしておくことが重要です。
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まとめ
今回は、ハイエースナローのキャンピングカーの魅力や人気モデルについて紹介し、売却時に高く買い取ってもらうためのポイントを解説しました。
ハイエースナローをベースとしたキャンピングカーは、車体の大きさが一般的なハイエースと同じくらいなので、大型車の運転に慣れていない方でも運転しやすいというメリットがあります。いかにもキャンピングカーといった外観ではないため、街乗りに適しているのもポイントです。
各社からさまざまなモデルが販売されており、選択肢が幅広いことも魅力のひとつといえるでしょう。車内は広々とくつろげるように工夫されており、エアコンや冷蔵庫などの便利な設備が標準装備されたモデルもあります。
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